2024 年 11月 24日 (日)
ホームライフスタイルトラベル アルプスなんてうらやましくない! 冬の終わりの江原道高城旅行 (中)

[旅行ライブ] アルプスなんてうらやましくない! 冬の終わりの江原道高城旅行 (中)

蘭若園©news1

◇MZ世代の足が絶えない寺院カフェ

海に面した旅行先がそうであるように、高城にも海の眺めがいい新しいカフェができている。海を眺めながら思索に耽り、コーヒーやお茶を飲むのもいいが、より冬らしさを満喫しようと、金剛山(クムガンサン)禾岩寺(ファアムサ)内にある「蘭若園(ラニャウォン)」という伝統茶屋を訪ねた。ソノカーム・デルフィーノから車で10分ほどの距離だ。

蘭若園は、寺院の中にある喫茶店と同じように飲み物のメニューがあり、仏教関連のお土産も陳列されているが、展望だけは明らかに違う。窓越しに王冠模様の特異な形をした岩が屏風のように広がっている。

最近は、SNSでの記念写真の名所として知られており、一般的には中高年層に人気がある伝統茶屋で、MZ世代の旅行客らが漢方の「十全大宝湯」(気と血を補強する代表的な補薬)やナツメ茶などを楽しむ姿は興味深い。

蘭若園©news1
金剛山の禾岩寺のネコたち©news1

蘭若園に行くならば、金剛山の禾岩寺(ファアムサ)の冬の風景も壮観だ。扁額(寺院などの建物の内外や門などの高い位置に掲出される額)のかかる一柱門から1kmほど伸びる、白い雪に覆われクヌギの林道をサクサクと音を立てながら歩くだけでも俗世の喧騒を忘れてしまう。それはあたかも癒しの瞑想へと導かれて行くようである。

蘭若園から眺めた岩は、寺から南に15分で登ることができる。多くの高僧が学んだことで知られている岩を過ぎ、松の木の林道を登ると神仙峰に向かう。この峰からは蔚山岩、神仙台などの絶景を満喫することができる。

©news1

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