
妻の母親の誕生日祝いについて5万ウォン(約5500円)の上乗せを拒んだ夫が、自分の母親には100万ウォン(約11万円)を急いで用立てようとした――。こんな不公平な対応に「同じ方法」で仕返しした韓国の女性のエピソードがネットコミュニティで話題になっている。
女性によると、夫の実家は経済的に余裕がないが、女性のほうは割と裕福だという。だからか、夫は「うちは今、経済状況が厳しい」と言い訳し、女性の実家への祝い金や手土産をケチる傾向があった。
数カ月前の女性の母親の誕生日、夫はいつも通り「10万ウォン(約1万1000円)で十分だ」と言った。女性が「今月は余裕があるから5万ウォンだけでも増やそう」と提案すると、夫は「借金してまで実家に気を使う女だ」と批判されたという。
それを機に、夫婦は互いの親への贈り物や祝い事は各自で責任を持つことになった。
ところが最近、夫から「母親の状況が大変だ。100万ウォン用立ててくれないか」と頼まれ、一瞬あぜんとした女性はきっぱり断った。
「うちの母の誕生日に5万ウォンすら出せないほど家計が厳しかったのに100万ウォンもどこから出すつもり? 助けたいけど5万ウォンすら出せなかった状況で100万ウォンは無理」
これを聞いた夫は「まあ、そうだな」としょんぼりした様子を見せた。女性は「普段からちゃんとしていれば協力したのに。同じやり方で返してやった」とつづった。
ネットユーザーからは「5万ウォン渋っておいて母親に100万ウォン貸そうなんて厚かましい」「たった5万ウォンを惜しむ人間と、どうやって夫婦生活を続けるんだ」「親への支援を惜しむ人なら、子どもがいないうちに離婚を考えた方がいい」など厳しい意見が相次いだ。
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