2025 年 3月 16日 (日)
ホーム社会「息子ではなく猫」を選んだ父親…韓国「猫アレルギー」の息子に「もう30代なんだから出て行け」で家庭に危機

「息子ではなく猫」を選んだ父親…韓国「猫アレルギー」の息子に「もう30代なんだから出て行け」で家庭に危機

JTBC番組「事件班長」(c)MONEYTODAY

自宅で飼い始めた猫をめぐり、父親と息子の間で深刻な対立が生じている――こんなエピソードが13日に放送された韓国のJTBC番組「事件班長」で紹介された。

取り上げられたのは50代女性の話。

この女性は夫と30代の息子と3人で暮らしている。家族は皆、無口で感情表現が少ない性格だが、最近、夫が「気分が落ち込む」と口にすることが増えていたという。

そんなある日、夫が「猫を飼いたい」と提案した。家族全員が同意し、数日後「マンゴー」という名前の猫を迎え入れた。

マンゴーは夫に懐き、愛嬌もたっぷりの、いわゆる「犬のような猫」だった。

マンゴーのおかげで家族がリビングに集まる時間が増え、夫はマンゴーを見るために仕事帰りにお酒も控えるようになった。

飼い猫が家庭にポジティブな影響をもたらした。

ところが、マンゴーを飼い始めてから約2カ月後、問題が発生した。

息子がひどいくしゃみを繰り返すようになり、病院で診察を受けたところ、「猫アレルギー」と診断されたのだ。

その結果、家に留まれるのは息子かマンゴーか、どちらか一方という選択を迫られることになった。

夫は息子に次のように提案した。

「お前はもう30代だし、仕事もしているんだから、これを機に独立した方がいいんじゃないか」

息子はこれに反発した。

「猫のために家を出なければならないのか。猫を他の家に譲るべきだ」

それ以来、父と息子は完全に「冷戦状態」にあり、女性は「間に立って気を遣わなければならず、とてもつらい」と心境を吐露した。

このエピソードを受け、心理学のパク・サンヒ教授は「猫はおそらく父親の孤独感や抑うつ感を癒やしてくれた存在だろう。その意味では、30代の息子が一歩譲って家族のために歩み寄るのが望ましい」とアドバイスした。

(c)MONEYTODAY

RELATED ARTICLES

Most Popular