
韓国忠清南道(チュンチョンナムド)の飲食店で、食事中の停電を理由に代金を支払わず立ち去った女性の行動が1日放送のJTBC「事件班長」で取り上げられた。
番組では2月5日に飲食店で撮影された防犯カメラの映像が公開された。
映像には、女性客がフォー(ベトナム風米麺)と鶏の唐揚げ、ビール2本を完食する様子が映っていた。さらに女性が追加でバインミー(ベトナム風サンドイッチ)を注文した直後、停電が発生した。
女性はバインミーを残し、こう主張した。「停電で食事を最後まで楽しめなかったので代金は払えない」
店主「追加注文の料理代は差し引きます」
女性「いや、その前に出てきた料理もまともに食べられなかったので全額は払えない」
店主「停電は建物全体の問題なので理解してください」
女性は「建物管理者に損害賠償を請求してほしい。その結果を私に連絡してほしい」
こう言い残して立ち去った。
その後、店主は女性に「建物管理者側からの補償はない。バインミーを除いた食事代3万ウォン(約3300円)を振り込んでほしい」とメッセージを送信した。
それでも女性は「半分残した」と言い張って値切ろうとした。
店主が「女性が完食した証拠を示す写真」を送ると、やり取りが途切れた。
怒った店主が「あなたは停電前に食べ終えていた。停電と支払いには何の関係もない。正当な金額を支払わなければ法的手続きを取る」と警告すると、女性は何も言わず3万ウォンを振り込んだ、という。
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