韓国ネット大手カカオがカカオトークのショートフォーム(短い映像)サービス「ポン」機能を強化する。「ポン」機能は昨年9月に公開されたが、使用数が低調で「なぜ作ったのかわからない」という利用者からの評価を受けていた。内部で可能性を探りながら機能を改善する。
ショートフォームサービスであるポンは、利用者がテキストや短い映像、写真などをアップして、絵文字などを活用して飾ることができる。しかし、インスタグラムとは異なり、カカオトークには友人だけでなく仕事の関係者、家族などもつながっており、投稿の公開範囲を自分で設定できるにもかかわらず、望まない人たちにまで日常が公開される可能性があるという懸念があった。
カカオは今回のアップデートでポン公開範囲に「私だけ見る」を追加した。
現在、ポンはインスタグラム「ストーリー」機能のように24時間が過ぎれば消され、それ以上見ることはできない。カカオは6月のアップデートにより、カカオトークのファンにヒストリー機能を追加し、24時間たってもポンの保管ボックスで自分がアップした内容を確認することができる。
カカオは「ポンウィジェット」機能も公開する。カカオトークを開かなくても、携帯電話の画面にポンウィジェットをインストールすれば、知人のポンを見ることができる。
カカオは、カカオトークアプリの滞在時間を増やすため、引き続き機能を強化する。カカオは、カカオトークの友人タブMAU(月間活性利用者数)が昨年末1000万人を突破するなど、ポンがプラスの成果を出しているとみている。
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