
韓国で小学生の生存水泳(日本の着衣水泳)の授業中、友達の頭とぶつかった女子児童が目尻に小さな傷を負った。保護者から告訴され、略式命令で罰金100万ウォン(約11万円)を科された水泳講師が16日、オンラインコミュニティで「保護者のせいで犯罪者にされた」とうっ憤をぶちまけた。
小学3、4年生の児童に生存水泳を教えているこの講師によると、九里(クリ)市の小学校で授業中、4年の女子児童が血を流しながらプールから上がってきた。
簡単な応急処置をしたところ、左目尻を5ミリほど切っていた。保護者に連絡して「かかりつけの病院があれば、連れて行く」と伝えると、保護者は学校にやってきた。保護者は監視カメラを確認するため警察に捜査を依頼し、これを見た後、講師を業務上過失致傷の疑いで刑事告訴した。
講師は「カメラ映像を確認したら、私と5mほど離れたところで女子児童が水中から上がる途中、友達の頭にぶつかって目尻を切ったことが確認された」と話した。
迅速に処置したつもりだったが、保護者は賠償金800万ウォン(約88万円)を要求。保険損害査定士が示した額はずっと低く、折り合わなかったという。
講師は「警察官が『大したことではないから、全部責任を負え』というのでその通りにしたら、業務上過失致傷罪で罰金刑を受けた。前科が残ってしまう。生徒を傷つけた先生というレッテルを貼られ、どこが受け入れてくれるだろうか。私が児童に何か悪いことをしたのか」とぶちまけた。
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