2024 年 12月 26日 (木)
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韓国化粧品業界が競ってコラボ…中国の網紅(インフルエンサー)の威力とは?

写真提供=ビューティースキン(c)MONEYTODAY

中国消費をリードする「網紅」の存在がK-ビューティーの世界で注目されている。「網紅(wang hong)」とは「網絡紅人」の略語で、オンラインインフルエンサーを指す。化粧品売り場からのリアルタイム放送で製品を紹介して注文を受ける。1時間で数百億ウォン(1ウォン=約0.1円)を売り上げるといった巨大な販売力を誇る網紅もいて、韓国のビューティー企業が中国市場で販路を広げるのに一役買っている。

ビューティースキンが展開する化粧品ブランド「ウォンジン(WONJIN)」は網紅マーケティング戦略で成長したブランドの一つだ。ウォンジンの2019年の売上高は500億ウォンで2年前(60億ウォン)の8倍になった。

ビューティースキンは先月9日にも中国で約4000万人以上のフォロワーを持つ網紅の「時大漂亮」と組み、自社ブランド「ドクターウォンジン」のマスクパック製品をライブ放送で紹介した。時大漂亮は放送30分間で準備した560万枚を売り切った。この日のビューティースキンの売り上げは約23億ウォンに達する。

中国の大規模オンラインショッピングイベント「6・18ショッピングフェスティバル」でも、韓国のビューティーブランドが網紅マーケティングで効果を上げた。ダーマのブランド「ダーマファーム(DERMAFARM)」のメイクアップベース製品は網紅の「李佳琦」と協業したライブ放送で計26万4000個以上売れた。

ビューティー企業が特に網紅マーケティングに注目するのは、少ない費用で効果的に海外市場に進出できるためだ。特に中国の網紅は数千万のフォロワーを保有し、短期間で広報や売り上げ増大効果が大きい。

ビューティー業界関係者は「国内のホームショッピングチャンネルでは1時間に3億ウォン程度の売り上げがせいぜいだが、網紅とライブコマースを進行すれば数百億ウォン売れることも多い。スケールが違う」と説明している。

(c)MONEYTODAY

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