韓国のトップ俳優ユ・アイン(36)が麻薬類管理法違反容疑で聴取された事件に絡み、ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊がソウル市内の病院数カ所を家宅捜索するなど、強制捜査を進めている。
韓国食品医薬品安全処は、ユ・アインが2021年から複数の病院を回って、全身麻酔や鎮静に用いられる「プロポフォール」の処方を常習的に受けていたことをつかみ、昨年、警察当局に通報した。これを受け、同捜査隊は既に、ソウル市江南区(カンナムク)と龍山区(ヨンサンク)の整形外科など数カ所を家宅捜索している。
同処は、麻薬類や向精神薬などを管理する麻薬類統合管理システム(NIMS)の分析から、類似の事案について割り出し、ユ・アイン以外にも50人について警察当局に捜査を依頼したという。同所関係者は「50人には患者だけでなく医師も含まれている」と話している。
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