韓国女性家族省は、地方自治体に青少年保護の観点からルームカフェの取り締まり強化を要請している。他地域でルームカフェ取り締まりのニュースが相次ぎ、店側は不安を隠せない様子だ。
ある店員は「ルームカフェが取り締まりの主要対象になることに不満はある。ただ、性的行為が疑われる場面は、何度も目撃したことはある」と明かす。
また別の店の店員は「どうしても死角はあるし、店員1人で完璧に監視することはできない」と語った。
ルームカフェは、部屋ごとに窓があれば青少年の出入りが許可されるが、最近はシャワー室を設置する形態のルームカフェもできている。
同省は2020年7~10月、中・高校生を対象に「青少年メディア利用や有害環境実態調査」を実施した。それによると、9510人中14.4%がマルチルーム・ルームカフェを利用した経験があると答えた。そのうち年齢確認を受けずに出入りした回答者は2人に1人(49.3%)だった。
新羅(シルラ)大学社会福祉学科のチョン・スジョン教授は「形態を変えたルームカフェが少なからずはびこっており、青少年の脱線行為を防ぐためには取り締まりが必要だ」と指摘する。
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