2024 年 12月 23日 (月)
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[KWレポート] BTS兵役論議とK-カルチャー経済学 (4)

若者減の危機、2軍団が解体

忠清南道論山の陸軍訓練所で開かれた教育隊新兵修了式(c)news1

◇BTS入隊で一息ついた軍

韓国で少子高齢化が進み、国家経済の根幹を成す生産年齢人口が減少する。これに伴い、陸軍の2軍団が消滅するとみられている。

その中で、軍当局は「BTSの入隊発表」で一息ついた。

イ・ジョンソプ(李鍾燮)国防相とイ・ギシク(李基植)兵務庁長が「軍としては代替服務(兵役特例)の拡大は不可能だ」とクギを刺した後で、JINの入隊発表が飛び出したからだ。

軍当局は最近、「イデナム」(20代男性)が重視し、政治的意味が浮上している「公正性」の主張について精査している。

見方を換えれば、BTSのメンバーが「兵役公正性を象徴する存在」となった形だ。軍当局としては、人口減少時代の突破口にしようとしている「兵役特例の縮小」の追い風となったという観測も出ている。

10月7日午前、国防省庁舎で、北朝鮮の多様な挑発の可能性に対する軍事態勢の維持と作戦綱紀の確立について発言するイ・ジョンソプ国防相(写真提供=国防省)(c)MONEYTODAY

◇国防相「服務、それが人気」

軍当局は10月21日、国会でBTSの入隊が軍の人気を後押しするとの認識を示したうえ、特例縮小の必要性にも言及した。イ・ジョンソプ国防相は8月、「軍に服務すること自体を非常に高く評価する。それが人気に役立つだろう」と話した。

10月4日の段階で「兵役義務という公正性と公平性の次元で考えれば、服務が望ましい」としながらも、特例を拡大する方向に法が改正されれば従うと話した。

兵役に関連して、補充役制度というものがある。持病などを抱えた人を社会・行政業務の支援に就かせ、それを兵役の代わりとするものだ。制度の中には純粋芸術家やスポーツ選手も含まれる。

イ・ギシク兵務庁長は今年8月の段階で「補充役制度は過去に兵力が多い時に導入したものだ。兵力が減っている現時点では、この補充役制度全般に対する検討は必要だ」と述べていた。

軍の展望によると、常備軍は人口減少により2017年の61万8000人から2026年には50万人と、19%減る。陸軍は常備軍の急減によって、2個軍団(2021年8個→2026年6個)と2個師団(2021年35個→2026年33個)を解体する計画だ。

(つづく)

(c)MONEYTODA

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