
韓国でMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)を中心に「経験消費」が広がるなか、食品業界で食感を前面に出したデザートが相次いでいる。甘さだけでなく、見た目や音、触感まで楽しむ商品が新たなコンテンツとして注目されている。
代表例は、2026年3月ごろから流行した果物型の「ワグジャクケーキ」や、SNSで話題の「ワクップ塩パン」だ。ワクップ塩パンは塩パンにクリームと果物を詰め、表面をチョコレートで厚く覆った商品で、割る時のザクッという音と食感が人気を集めている。グーグルトレンドでも検索指数は今月14日に100を記録し、21日も91を維持した。
トゥレジュールは3月、果物形のチョコレートコーティングの中にムースと果肉を入れた「アグジャクケーキ」を発売。SNSで認証ショットが広がり、11日にはレモンやメロン味も加えた。
延世乳業の「割って食べるハート生クリームパン」も好調だ。チョコレートで覆ったパンを割って食べる楽しさが受け、コンビニCUで発売1週間の累計販売数は15万個を超え、冷蔵デザート売り上げ1位となった。
仁荷大学消費者学科のイ・ウンヒ教授は、デザート消費が味やビジュアルを超え、かむ音や食感にも広がっているとし、こうした要素を反映した商品の投入が続くとみている。
(c)NEWSIS