
韓国のカカオ労働組合が10日、創業以来初のストライキに入った。労使はストを公式化した後、1度交渉したが、成果給など報酬体系をめぐる隔たりを最後まで埋められなかった。
カカオは製造企業と異なり生産ラインがないため、ストによって直ちにサービスに支障が生じる懸念は低い。ただ、政府はスト突入前にカカオトークなど主要サービスの運営を点検し、万全の備えを整えている。
全国化学繊維食品産業労働組合カカオ支会(クルーユニオン)は10日午前10時から午後3時まで部分ストに。昼休み1時間を除いた勤務時間基準では4時間。今回のストはカカオ本社で初めてとなる。
カカオ労組はこれまで、賃上げ率と成果給など報酬体系をめぐって会社側と交渉を続けてきたが、5月27日に京畿地方労働委員会であった2次調整も中止となり、争議権を確保した。その後、1日に10日にストへ入ると知らせた。
スト日程を公式化した後、カカオ本社の労使は1度交渉したが、合意点を見いだせなかった。労使は今回の交渉でも、これまでの賃金協約交渉決裂の主な要因だった成果給など報酬体系をめぐり、平行線をたどった。
労組は500万ウォン(約55万円)相当の譲渡制限付き株式(RSU)を成果給とは別に支給すべきだとの立場だとされる。会社は2025年からストックオプションの代わりに、1年勤続した社員へRSUを支給してきたが、労組はこれを成果給と区分して支給するよう求めた。成果給の規模は、2025年の個別基準カカオ営業利益の13~15%水準とされる。
一方、会社はRSUを含む成果報酬財源を提案したと伝えられている。労組によると、この金額は営業利益基準で10.5%水準だ。
今回のストには、カカオペイ、カカオエンタープライズ、ディーケーテックイン、エックスエルゲームズなど、カカオとともに賃金協約交渉が決裂し、争議権を得た系列会社4社が参加。
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