2026 年 6月 5日 (金)
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騒音の建設現場でも「筋交い」をリアルタイムで翻訳…韓国ロッテイノベートが挑む外国人労働者との“言語の壁”打破

ロッテ建設の現場でAI音声翻訳エージェントを利用している様子=ロッテイノベート(c)KOREA WAVE

建設業界を中心にAIトランスフォーメーション(AX)が本格化する中、韓国ロッテグループの「ロッテイノベート」は外国人労働者の比率が高い建設現場向けの翻訳AIエージェントを前面に打ち出し、製造・物流などさまざまな産業へ適用範囲を広げる。

メガ・ニュース(MEGA News)のハン・ジョンホ記者の取材によると、ロッテイノベートは4日、統合AIプラットフォーム「Aimember」基盤のリアルタイムAI音声翻訳エージェントを建設現場に適用し、産業現場におけるAX拡大を進めると発表した。

今回のソリューションは、外国人労働者と現場管理者の円滑な意思疎通を支援するために開発された。近年、建設業界をはじめとする産業現場では外国人労働者の比率が増加しており、作業指示や安全教育、現場運営の過程で生じる言語の壁の解消が主要課題として浮上している。

AI音声翻訳エージェントは、ロッテイノベート独自の音声認識(STT)技術を基盤としている。建設特化型の音声認識モデルとキーワードブースティング手法を適用し、騒音の激しい現場環境でも音声を正確にテキストへ変換できるよう設計された。変換された内容はAI翻訳エンジンにより180以上の言語にリアルタイムで翻訳される。

特に、建設現場で使用される専門用語や業界用語を学習している点が特徴だ。「筋交い(すじかい)」や「腹起こし」など、一般的な翻訳サービスでは正確な処理が難しい現場用語を翻訳できるため、作業指示や安全関連メッセージの伝達精度を高めた。現場の状況に応じて新規用語を即座に登録・修正・削除できるユーザー定義辞書機能も提供する。

運用方式も現場中心に設計された。管理者が翻訳チャンネルを開設して情報を配信すると、作業員はスマートフォンで翻訳結果をリアルタイムに確認できる。管理者はダッシュボードを通じて建設用語集の管理や利用状況を一目で把握できる。これにより、コミュニケーションエラーを減らし、作業効率と安全性を同時に向上できるという。

最近、韓国の産業界では生成AIを活用した現場向けAIエージェントの導入が増加する傾向にある。特に建設、製造、物流、造船業など外国人労働者への依存度が高い産業では、単純な業務自動化を超え、現場コミュニケーションや安全管理の領域にまでAI活用の範囲が拡大している。

ロッテイノベートは、このソリューションに業種別専門用語を学習させることができるユーザー定義辞書機能と柔軟なアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)構造を適用した。これにより、建設だけでなく製造業や物流、造船業など多様な産業分野の既存業務システムとも容易に連携できると強調した。

(c)KOREA WAVE

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