
韓国の冷凍食品市場のイメージが変わりつつある。かつては安い価格と保存のしやすさが強みだったが、最近は味と品質を前面に出した製品が注目されているためだ。
急速冷凍とコールドチェーン技術の発展により、専門店レベルの食感と風味を実現した「プレミアム冷凍食品」が新たな市場トレンドとして定着しつつある。
業界によると、韓国の家庭用代替食(HMR)市場は成長を続けている。コンビニ、大型スーパー、オンラインチャンネルでの販売拡大に支えられ、2025年の市場規模は約6兆8000億ウォン(約7480億円)に達すると見込まれる。
特に最近は、単に「手軽に食べる食品」を超え、味と品質まで重視する消費トレンドが広がり、冷凍食品市場もプレミアム競争の段階に入ったとの分析が出ている。
技術の発展も市場の変化を後押ししている。過去の冷凍食品は、解凍過程で食感が柔らかくなりすぎたり、風味が落ちたりする限界があった。しかし最近は急速冷凍技術と精巧な低温流通システムが発展し、作りたての料理に近い味を実現できるようになった。
最も目立つ成果を出しているのはアワーホームだ。アワーホームは2019年に発売し、「見える味そのまま」をコンセプトに掲げた冷凍弁当ブランド「ON THE GO」を前面に出し、プレミアム冷凍食品市場を積極的に攻略している。
実際に、2026年3月末時点でアワーホーム「ON THE GO」の累計販売量は2000万個を突破した。業界では、ON THE GOが冷凍食品に対する従来の認識を変え、プレミアム冷凍弁当市場の成長をけん引した代表的な事例とみている。
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