2026 年 5月 27日 (水)
ホームライフスタイル訪韓客急増で「Kフード・美容」需要が爆発…ソウル全域に特化型店舗、「チメク」や「漢江ラーメン」が定番に

訪韓客急増で「Kフード・美容」需要が爆発…ソウル全域に特化型店舗、「チメク」や「漢江ラーメン」が定番に

外国人観光客がよく訪れるソウルのKライフスタイル地図(c)MONEYTODAY

韓国を訪れる外国人観光客の急増に伴い、ソウルの主要商圏で「Kフード(韓国グルメ)」やファッション、美容への需要が爆発的に高まっている。従来の拠点だった明洞(ミョンドン)だけでなく、弘大(ホンデ)や聖水洞(ソンスドン)などソウル全域で、外国人向けに体験要素を盛り込んだ「特化型店舗」を展開する動きが加速している。

19日夜、ソウル・梨泰院(イテウォン)にあるチキン専門店「キョチョン筆房」。店内のテーブルは外国人観光客で埋め尽くされ、揚げたてのチキンとビールを楽しむ「チメク(チキンとビールの造語)」を堪能していた。店の入り口に掛けられた大きな筆を引くと扉が開く仕掛けが人気で、中国人のカップルらがスマートフォンで記念撮影を楽しんでいた。運営会社によると、同店の外国人客の比率は8割に達するという。

チキンチェーン大手の「BBQ」でも、明洞と弘大にある店舗の2026年第1四半期(1〜3月)の累計売上高が前年同期比で34.4%増加した。業界関係者は「海外で韓国グルメといえばチキンを思い浮かべる人が多い。買い物を終えた後にチメクを楽しむのが、必須の旅行コースになっている」と話す。

また、河川敷の公園で即席ラーメンを作る「漢江(ハンガン)ラーメン」の体験も定番化している。食品大手の農心(ノンシム)やオットギは漢江の船着き場で体験型のラーメン店を展開して好評を博しており、農心は来月、外国人が多く集まる聖水洞に新たな体験空間「辛ラーメン粉食」をオープンする計画だ。

こうした観光客の勢いは、流通業界全体の業績を押し上げている。主要百貨店の2026年第1四半期の外国人売上高は、ロッテ百貨店本店で約130%増、現代百貨店の「ザ・現代ソウル」で121%増、新世界百貨店本店で140%増と急成長を記録した。

身近なコンビニも外国人特化に舵を切る。通訳サービスや試食スペースを充実させた「CU明洞駅店」は外国人比率が52%を維持。人工知能(AI)を活用して顔を映すだけでメイクを提案する機器を導入した「GS25ニュー安寧仁寺洞店」では、同四半期の売上高の約7割を外国人が占めた。

大型スーパーの「ロッテマート・ゼタプレックスソウル駅店」や、手頃な化粧品が大量購入される雑貨店「ダイソー明洞駅店」も外国人の「聖地」と化している。

ドラッグストア最大手「CJオリーブヤング」の明洞の店舗では、外国人の売り上げ比率が95%に達した。

さらに、最近のトレンド発信地である聖水洞では、アモーレパシフィックの体験型店舗「アモーレ聖水」を訪れる客の8〜9割が外国人だ。AIが肌に合わせてファンデーションやリップの色を提案するサービスは常に予約で埋まっており、利用者の8割以上を外国人が占める。衣類通販大手のオフライン店舗「ムシンサストア聖水」でも、店舗全体の取引額の65〜70%を外国人が占めるなど、衣食住のあらゆる分野で外国人観光客が消費を牽引している。

(c)MONEYTODAY

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