2026 年 5月 6日 (水)
ホーム社会韓国の妊婦、41病院に搬送要請も受け入れ先なく…29週胎児が死産

韓国の妊婦、41病院に搬送要請も受け入れ先なく…29週胎児が死産

(c)news1

韓国中部・忠清北道清州市の30代妊婦が緊急分娩の受け入れ先を見つけられず、妊娠29週の胎児が死亡した。この事故をめぐり、消防当局などが全国40余りの病院に受け入れを要請したものの、すべて断られていたことが分かった。

妊婦の出血により胎児の心拍数が急激に低下する緊急事態だったが、返ってきた答えはいずれも「受け入れられない」というものだった。地域の必須医療体制への懸念が高まっている。

忠清北道消防本部などによると、妊婦は1日午前7時ごろ、出血症状があり、清州市興徳区の産婦人科を訪れた。同日午後11時3分ごろには胎児の心拍数が低下し、上級病院への転院が急がれる状況となった。

当時、病院側は事前に忠北大病院、世宗忠南大病院、大田忠南大病院、建陽大病院、順天郷大病院など忠清圏の主要大学病院に転院を要請したが、専門医不在などを理由に受け入れは難しいと伝えられたという。

病院側から通報を受けた忠清北道消防本部は、消防庁と保健福祉省に支援を要請し、全国規模で病床の確保に乗り出した。

消防当局は通常、15分間の独自手配をした後に中央支援を要請するが、当時は状況が緊急だと判断し、12分で全国規模の手配に切り替えたとされる。

当局は首都圏の11カ所、忠清圏の5カ所、嶺南圏の15カ所、湖南圏の6カ所、江原道2カ所、済州道2カ所など、全国41医療機関に受け入れの可否を問い合わせたことが確認された。

全国の主要病院の大半を確認したものの、受け入れ可能な病院を見つけられなかったことになる。最終的に当局は、このうち受け入れ可能との返答が最も早く届いた釜山の東亜大学病院への搬送を決めた。

妊婦は通報受理から約3時間20分後の2日午前2時25分ごろ病院に到着し、手術を受けたが、胎児は死亡したという。

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