
初出勤した従業員が、ペットの健康悪化を理由に5日間出勤せず、その後退職を決めたというエピソードが伝えられ、韓国で議論を呼んでいる。
自営業者が集まるオンラインコミュニティには、「犬が死んで退職するのは理解できるか」と題した投稿が掲載された。
投稿した店主によると、従業員は初出勤の日、退勤直前に携帯電話を見て驚き、涙ぐんでいた。確認すると、飼っている犬が発作を起こしている様子が映っており、店主は10分早く退勤させたという。
この従業員は家族をすべて亡くし、犬と暮らしていた。その夜、従業員は「最期を見守りたい」と泣きながら電話し、店主はこれを受け入れた。さらに、治療が難しい状況と聞いた店主は「1週間は出勤しなくてよい」と伝えた。
5日後、従業員は「犬が亡くなった」と連絡し、感謝の意を示したうえで出勤する意向を示していた。
しかし、出勤予定日当日、従業員は「大切な存在を見送り、現在の精神状態では勤務が難しい」として退職の意思を伝えた。
この出来事に対し、ネットユーザーの反応は分かれている。「家族がいない中で犬が唯一の存在だったのだろう」「すぐに働くのは難しい」と理解を示す声がある一方、「つらくても仕事は続けるべきだ」「すでに配慮を受けている以上、努力が必要だった」といった意見も出ている。
ペットを失った後に感じる深い喪失感や悲嘆は「ペットロス症候群」と呼ばれ、抑うつや罪悪感、身体的な不調につながる場合もあるとされる。
(c)NEWSIS