
北朝鮮の組織に所属するプログラム開発者と接触し、ハッキング関連ファイルを受け取って送金していたオンラインゲームの違法私設サーバー運営者に、実刑判決が確定した。この人物はスポーツウェアブランド「アンダール」創業者の夫として知られる。
韓国最高裁はこのほど、国家保安法違反の罪に問われた被告に対し、懲役1年と資格停止1年の判決を確定した。
判決によると、被告は2014年から中国のメッセンジャーアプリを通じ、北朝鮮の開発者と連絡を取り、オンラインゲームの私設サーバー運営に必要な実行ファイルを受け取ったほか、セキュリティ対策の回避も依頼していた。
相手の開発者は、朝鮮労働党傘下組織とされる機関に属し、違法プログラムの制作・販売を通じて資金調達に関与していたとされる。被告はこうした背景やファイルの違法性を認識しながら取引を続け、中国の口座に計2380万ウォン(約260万円)を送金していた。
1審は、違法プログラムがDDoS攻撃などに悪用される可能性を指摘し、北朝鮮関係者との取引と資金提供は国家安全保障に深刻な脅威を与えると判断した。一方で、犯行を認め自首した点は考慮された。
被告と検察はいずれも控訴したが2審は退け、最高裁も原判決に誤りはないとしてこれを維持した。
被告はかつてアンダールの取締役を務めていたが、会社側は2021年にすべての職務から退いたとし、関係を整理している。
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