
北朝鮮が5000トン級の新型駆逐艦「崔賢級」3番艦の建造を進めているとみられる動きが、衛星画像で確認された。
韓国国会国防委員会所属のユ・ヨンウォン議員(国民の力)が公開した分析によると、平安南道・南浦造船所で撮影された画像には、大型クレーンや海上クレーンの活発な動きが捉えられている。これらは、艦体の上部構造やレーダー、武装システムの搭載作業が進んでいる可能性を示すものとみられる。
専門家は、こうしたクレーンの活動は船体の外形が完成した後、センサーや配管などを取り付ける段階に入ったことを意味すると分析している。北朝鮮が大型水上戦闘艦の建造能力を維持している点も注目されている。
北朝鮮は10月10日の朝鮮労働党創建記念日に合わせ、3番艦の進水を目指しているとされる。
また、すでに進水した1番艦「崔賢」の運用準備も進んでいる兆候が見られる。衛星画像では排気ガスとみられる痕跡が確認され、エンジンの稼働や追加装備の搭載が進んでいる可能性が指摘されている。
崔賢級駆逐艦は、四面固定型の位相配列レーダーを備え、360度の監視能力を持つことから「北朝鮮版イージス艦」と評価される。127ミリ艦砲や対空・対艦ミサイル、近接防御システムなどを搭載し、自己防御能力も強化されているとされる。
さらに、ロシアからの軍事技術支援を背景に、北朝鮮海軍の近代化が加速しているとの指摘もある。キム・ジョンウン(金正恩)総書記は最近、海軍の核武装化が順調に進んでいると発言しており、これらの艦艇を将来的に核戦力の運用基盤として活用する意図があるとの見方が出ている。
(c)news1