2026 年 4月 2日 (木)
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韓国流通業界、新卒一括採用が縮小、随時採用へ転換…インターン連動型が主流に

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韓国の主要流通企業が上半期の新卒採用を開始したものの、従来のような大規模な一括採用は縮小傾向にある。景気低迷による消費不振を背景に、必要な人材を随時採用する方式や、インターンと連動した採用へと移行が進んでいる。

こうした中で例外的に大規模な採用を実施しているのがCJグループだ。系列のCJ第一製糖やCJオリーブヤングなどが参加し、採用規模は前年より約30%増加した。グローバル事業の拡大を見据え、海外経験者向けの特別選考も設けるなど、積極的な人材確保に乗り出している。

また、KT&Gも研究開発や生産分野で新卒採用を進めており、前年より採用規模を拡大する方針とされる。

一方、こうした動きは一部にとどまる。GSリテールは2026年からインターンを通じて適性を見極める採用方式を導入し、現場での実務能力を重視する姿勢を強めた。

さらに、ロッテグループはすでに一括採用制度を廃止し、年4回の定期的な随時採用に移行している。各系列会社が必要に応じて人材を確保する仕組みで、採用人数は固定されていない。

このほか、三養食品やクーパンなども随時採用を中心に人材を募集しており、業界全体で「必要な分だけ採用する」流れが定着しつつある。

背景には、長引く景気低迷に加え、電子商取引の拡大や人工知能(AI)の導入による業務効率化がある。従来のように大量の新卒を採用し、時間をかけて育成する余力が企業側に乏しくなっているためだ。

業界関係者は「以前は余裕を持って新卒を採用していたが、現在は即戦力を必要な人数だけ確保する傾向が強い」と指摘する。そのうえで「産業の停滞と業務の自動化が進む中、随時採用の流れは今後さらに強まる」との見方を示した。

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