
SNS上で個人情報を暴露し、削除を条件に金銭を脅し取る事件をめぐり、主要な運営者が逮捕された後も、同様の手口を用いる別アカウントが出現し、韓国警察が捜査を拡大している。
警察によると、インスタグラムなどで活動していた「ジュクラブ」と呼ばれるアカウントの運営者は、約1年間にわたり被害者の私的情報を公開し、投稿削除と引き換えに金銭を要求したとして、名誉毀損や恐喝の疑いで今月初めに逮捕・送致された。
しかし、その後も類似の手口による被害が続いている。新たに確認された「動物園」と名乗るアカウントは、ジュクラブの摘発直後に「消えた資料を整理して公開する」と投稿し、約1800人が参加しているとされる。
このアカウントも、被害者の連絡先や未確認の私生活情報を掲載し、削除の見返りとして金銭を要求する点で従来と同様の手口を用いている。被害者はインフルエンサーや企業関係者、スポーツ選手ら多岐にわたり、要求額は数十万ウォンから1000万ウォン(約110万円)以上に及ぶケースもあるという。
さらに、単なる情報暴露にとどまらず、「復讐代行」と称するサービスの存在も確認された。一定額の暗号資産を支払えば、被害者の自宅や職場に脅迫的なメッセージを送る花輪を届けるほか、嫌がらせ行為を代行するなど、実際の行動に発展する事例も報告されている。
運営側は「公益目的ではないが、金銭を受け取れば投稿は削除し再掲載しない」と主張し、捜査についても軽視する姿勢を示している。
警察は、関連アカウントの運営者や共犯関係の有無についても調査を進める方針で、「迅速かつ徹底した捜査をする」としている。
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