
そううつ病と強い暴力性を抱える夫との離婚手続きを進めている韓国の30代女性が、最近放送されたJTBCの番組「事件班長」で、日常的に恐怖に直面していると訴えた。
女性は会社の先輩の紹介で3歳年上の夫と出会った。外では献身的で知的。だが、家では情緒が不安定で、毎日のように「愛している」「君は僕を好きじゃない」と言うことが変わった。
婚約中には挙式を勝手に中止し、数日後に再予約した。新婚旅行中にはささいなことで食べ物を投げつけ、機内ではかんしゃくを起こして備品を壊した。
連絡に返信できないと「無視した。今すぐ離婚しろ」と怒鳴るが、翌日には謝罪するという繰り返し。耐えかねた女性が精神科を受診すると、医師は「来るべきは夫のほうだ」と指摘した。
説得して受診させると、夫はそううつ病と強迫症の診断を受けた。だが、病名を隠し、薬も飲まなかった。
症状はますますひどくなり、最近も「顔を見るだけで蹴りたくなる」と暴言を吐き、台所から刃物を持ち出してソファを切りつけた。止めようとした女性を刃物で威嚇し、顔を殴り続けた。
義父母に相談しても「息子はそんな人間ではない」と否定するばかり、女性は「いつ爆発するか分からず怖い」とおびえている。
ソン・スホ弁護士は「夫の暴力性は明白で、離婚交渉の場で2人になるのも極めて危険だ」と警告している。
(c)news1

