2024 年 5月 20日 (月)
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韓国・済州島の外国人カジノ、売り上げ200億円記録…それでも業界がさえない理由

(c)news1

韓国・済州(チェジュ)島にある外国人向けカジノの売り上げが今年は2000億ウォン(1ウォン=約0.115円)を超えると予想されている。だが、勝ち組は一部に限られており、業界の表情が明るいとは言えない。

10月末現在で島内8つの外国人カジノの売り上げ総額は1995億ウォン。2000億ウォン突破は確実視されている。2018年に記録した最高売り上げ5111億ウォンとは比べるべくもないが、新型コロナウイルス禍以前に回復する兆しは見えている。

ただ、今年の売り上げは特定業者に大きく偏っている。宿泊施設などを備えた済州市の「ドリームタワー複合リゾート」が全体の70%以上を占めるとみられ、残りの7カ所を全て合わせても30%にしかならい。

韓国銀行済州本部など済州道内の経済関連機関が集まった今年第4四半期経済動向懇談会でもこの問題が取り上げられた。参加者らは「中国を中心に外国人観光客が増えカジノ業の売り上げが急速に増加した。しかし、道内8社のうち1社を除けばコロナ以前比50%のレベルにとどまった」と指摘した。

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