2024 年 4月 17日 (水)
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韓国・映像違法サイト閉鎖で正規サービスの利用急増

ヌヌTV の画面キャプチャー(c)MONEYTODAY

韓国の映像違法ストリーミングサイト「ヌヌTV」が先月14日にサービスを終了し、正規OTT(オンライン動画サービス)プラットフォームの利用者数が急増した。違法サイトを利用していた“無料族”が正規サービスに乗り換えたためのようだ。ヌヌTVが閉鎖して最初の週末には、最大の被害者だったティービング(TVING)など“在来”OTTの中には同月最高の利用者数を記録したところもある。

モバイルビッグデータプラットフォーム「モバイルインデックス」によると、米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)をはじめとするOTTのDAU(1日平均ユーザー数)は先月14日、前日比大幅に増加。上昇率は▽ネットフリックス6.7%▽ティービング5.0%▽ウェーブ(Wavve)6.6%▽クーパンプレイ(Coupang Play)17.7%――となった。

初めての週末だった同月15日と16日、DAU増加傾向はいっそう顕著になった。特に15日のDAUはティービング119万人、ウェーブ114万人、クーパンプレイ80万人を記録した。いずれも4月の最大値だ。2日でDAUが280万人に達したネットフリックスは映画「キル・ボクスン」公開(3月31日)効果が表れた今月1日を除き、歴代2番目の数字を記録した。

OTT業界の関係者は「ヌヌTVサービスの利用者が、泣きながら正規OTTを利用したようだ。特に週末にトラフィックが集中し、以前の雰囲気を取り戻している」と話した。

ただ、業界は「第2のヌヌTV」が登場しないか緊張して見守っている。最近、テレグラムなどで「ヌヌTVシーズン2」という再開予告が掲載された。これは詐称アカウントのようだが、ヌヌTVに感謝の気持ちを示す「追悼サイト」が登場するなど、違法ストリーミングサービスを歓迎するような利用者は依然として少なくないようだ。

(c)MONEYTODAY

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