2026 年 7月 4日 (土)
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韓国・高陽の食寺洞ビンテージ通り、3万ウォンで楽しむレトロファッション

不況の中でコスパとレトロ感を同時に満たす食寺洞ビンテージ通りが、根強い人気を集めている(c)NEWSIS

「短パン2枚に半袖Tシャツ2枚、さらに帽子1つまで全部で2万8000ウォン(約3080円)」

最近では一般的なSPAブランドでTシャツ1枚を買うのも難しい金額で、1シーズンの頭から足元までをまかなえる服をひと包み手に入れた。韓国京畿道高陽市一山東区食寺洞にあるビンテージ通りは、物価高の時代に財布を開くのが怖い消費者がなぜここを訪れるのかを、価格で証明していた。

食寺洞ビンテージ通りに入ると、数十の大型倉庫型店舗が広がる。韓国最大規模の古着流通地という名声にふさわしく、各店舗には数千点から数万点に及ぶ衣類がハンガーをぎっしり埋めている。洗練されたセレクトショップのようにブランドや種類別に整然と並ぶ定価制の店舗から、巨大な服の山をかき分けて気に入った服を自分で掘り出す店舗、キログラム単位で服を販売する店舗まで、それぞれ独特の雰囲気で訪問客を迎えている。

この場所の魅力は、単に価格が安いことにとどまらない。東大門や大型ショッピングモールでは探しても見つからない、数十年前に発売された海外ビンテージブランド製品や、独特な柄の衣類を見つける楽しさがある。人と同じ服を避け、自分だけの個性を表現したい若年層にとって、これ以上ない遊び場だ。

店舗で出会った大学生は「友人たちと週末ごとに来て、お互いに服を選んであげたりする。安い価格で世界に一つだけのスタイルを探せるので、宝探しをしている気分だ」と話した。

最近はメディアで口コミが広がり、週末だけでなく平日にも訪問客が続いている。流行に敏感な20~30代から、懐かしさを求めて訪れる中高年層、子どもの活動着を安く手に入れたい家族連れまで、年齢層も多様だ。ネットユーザーの間でもリアルタイムの訪問レビューが相次ぎ、人気を裏付けている。

Tシャツを選んでいた40代男性は「普通、東南アジアで生産された半袖Tシャツは薄く柔らかい製品が多いが、厚手の生地で作られたオリジナルの米国製半袖Tシャツを手に入れられる場所がここなので、よく来る」と語った。

倉庫型店舗が密集しているため、ショッピングの利便性は百貨店のようにはいかない。古着の特性上、細かな汚れや傷があることもあり、購入前にボタンやファスナーの状態を念入りに確認する必要がある。ほとんどの店舗で交換や返金ができない点にも注意が必要だ。

公共交通機関でのアクセスはやや不便だが、ほとんどの店舗に駐車スペースがあり、車を利用すれば便利だ。高陽市もこの場所を地域の特色ある代替商圏であり観光資源とみて、周辺環境の整備を支援している。長引く不況の中で、コスパとレトロ感を同時に満たす食寺洞ビンテージ通りは、世代を問わず消費者の根強い人気を集めている。

(c)NEWSIS

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