2026 年 5月 10日 (日)
ホームライフスタイル韓国・子どもの日の玩具街に大人客…1人暮らしと「キダルト」消費が拡大

韓国・子どもの日の玩具街に大人客…1人暮らしと「キダルト」消費が拡大

4日午前、ソウル市鍾路区昌信洞の玩具街(c)MONEYTODAY

「一人でおもちゃを見に来る20~30代の若い客が多いです」

子どもの日を翌日に控えた4日午前、ソウル市鍾路区昌信洞の玩具街は20~30代の客でにぎわっていた。子どもの人口減少と1人世帯の増加が重なり、大人のおもちゃ消費が増える傾向にある。この日、玩具街を訪れた人も10人中6人ほどが大人だった。

一人で連休を過ごしながら趣味を楽しもうとする1人世帯の姿も目立った。一人暮らし5年目のソンさん(28)は「部屋を『緑の森』のような雰囲気に飾りたくて、小物を集める趣味がある」とし、「特に猫やキャラクター小物をよく見て回る」と話した。続けて「今回の連休も、自分だけの小物で満たした部屋の中で仕事をしたり、ドラマを見たりする」と付け加えた。

おいやめいへのプレゼントを買うために玩具街を訪れるケースもあった。かばんに人形のキーホルダーなど3つのアクセサリーを付けて市場を訪れたチョンさん(33)は「普段からかわいい小物が好きな方だ」とし、「自分好みの物も見ながら、めい・おいにあげるコンスニのおもちゃを選ぶために来た」と話した。

店側もこうした需要の変化に合わせて商品構成を変えている。お手玉遊びやマジック風船のような懐かしさを感じさせるおもちゃから、スーパーマリオやガンダムのフィギュアなど大人の好みに合う商品まで一緒に並べる方式だ。

玩具街でヴィンテージトイを販売するチョン・ヨンミンさん(47)は「午前中は一人で見に来る20~30代の客がほとんど」とし、「特に最近の若い世代は、昔流行した物に『クラシック』という言葉を付け、不細工人形やキャラクターのシャープペン芯などを集める趣味があるようだ」と話した。

こうした変化は人口構造と結びついて表れた現象と分析される。国家データ処によると、2024年基準で1人世帯は約805万世帯で、全体の36.1%を占めた。特に「キダルト」(Kid+Adult、子どものような趣味を持つ大人)の中心とされる20~40代は約377万世帯で、1人世帯全体の約47%に達し、消費トレンドの中心に浮上している。

一方、子どもの人口は急速に減っている。将来人口推計によると、2026年の14歳以下の年少人口比率は9.68%にとどまった。高齢人口の半分にも満たない数値だ。年少人口比率は2030年には8.1%まで下がる見通しだ。

専門家は、大人のおもちゃ消費が単なる趣味を超え、情緒的な補償やアイデンティティー表現の手段へと広がっていると分析した。

(c)MONEYTODAY

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