
北朝鮮が第24回平壌春季国際商品展覧会に経済関連の西側関係者の参加を認め、限定的な対外交流再開の動きが感知されている。特に、新型コロナウイルス禍以降中断されていた北京―平壌国際列車を通じた西側団体の入国が初めて確認された点で注目される。
英国を拠点とする北朝鮮専門旅行会社ヤング・パイオニア・ツアーズ(YPT)のローワン・ビアード氏は4日、インスタグラムで、西側の団体が第24回平壌春季国際商品展覧会に参加するため北朝鮮を訪問したと公開した。YPT側は「新型コロナのパンデミック以降、北京―平壌国際列車を利用して入国した初の西側団体訪問客」と説明した。ただ、団体の構成員に関する詳細な情報は公開していない。
ビアード氏は自身のインスタグラムで、展覧会場の様子や平壌一帯を観光する場面などを動画で詳しく紹介した。
北朝鮮は新型コロナ以降、長期間国境を封鎖した後、2024年から中国とロシア側の観光客を中心に限定的に入国を認めている。2026年3月には、新型コロナの影響で中断されていた北京―平壌国際列車の運行が6年余りぶりに再開されたが、西側関係者へのビザ発給は極めて限定的に進められてきたとみられる。こうした状況で西側経済使節団の平壌訪問が実現したことは、北朝鮮が経済・貿易分野を中心に対外交流の再開を試みていることを示す場面と評価される。
北朝鮮は2025年、全面的に観光を再開するかのように見えたが、2026年に入っても不規則な措置が繰り返されている。2025年には西側観光客を対象に羅先経済特区観光を約5年ぶりに再開したが、わずか3週間で特別な説明なくプログラムを中断した。
2026年も同様の流れが続いた。北朝鮮は4月に開催を予告していた平壌国際マラソン大会の参加者を2025年12月から募集していたが、3月に突然大会を中止した。
このように、北朝鮮は最近、ロシア観光客や経済使節団には比較的開放的な態度を見せる一方、それ以外の観光客とはまだ距離を置いている。
ただ、2025年秋に開かれた平壌国際貿易博覧会では中国・ロシアの参加者だけを認めていた北朝鮮が、今回は西側代表団の参加を許可したことは、外部との経済協力に大きな関心を持っていることを裏付けている。
YPT側は「北朝鮮への一般観光はまだ再開されていない」と明らかにした。
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