
韓国統一地方選の投票用紙不足をめぐり、有権者らによる抗議活動が丸1日近く続いているソウル市松坡(ソンパ)区の投票所で4日夜、選挙事務員とみられる女性が体調不良を訴え、救急搬送された。現場では「不正選挙」を主張する市民らが投票箱の搬出を阻むなど、緊迫した状況が続いた。
地元消防当局などによると、4日午後8時35分ごろ、同区蚕室(チャムシル)7ドンの第2投票所に119番通報を受けて救急隊が駆けつけた。投票所内で体調を崩した女性を担架で連れ出す際、集まっていた抗議参加者から「投票用紙を持ち出そうとしているのではないか」と、女性のカバンを検査するよう求める声が上がった。
現場の混乱を避けるため、抗議集会の司会者が通路の確保を呼びかけ、別の女性参加者がカバンを確認して「用紙は入っていない」と叫ぶ一幕もあった。女性は通報から約10分後、担架に乗せられて病院へ運ばれた。
同投票所では3日の本投票当日、用紙不足によって投票時間が本来の午後6時から午後10時まで4時間延長される事態となっていた。
投票終了後も、選管の対応に抗議する市民やインターネットの動画配信者(ユーチューバー)らが詰めかけ、「不正選挙の疑いがある」として投票箱の移送を妨害。投票終了から24時間が経過した4日午後10時の段階でも、2個の投票箱が搬出できず、投票所に留め置かれたままだった。
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