2024 年 5月 21日 (火)
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冷たい風が吹いていた韓国ゲーム会社のメタバース事業…春が来るか

試演ビジュアル映像をユーチューブを通じて披露するCom2uS(写真=Com2uS)(c)NEWSIS

韓国のゲーム会社が、市場が冷え込む中で展開してきたメタバース事業の成果を次々と発表している。「ネットマーブル」「Com2uS(カムツス)」「ネクソン」「クラフトン」などがメタバース基盤プロジェクトの結果を公開し、韓国市場の関心を集めているのだ。

グーグル検索の推移を示すグーグルトレンドでも、韓国利用者の関心度は昨年末に底を打ち、反騰している。昨年4月の関心度を100点とした時、昨年12月には20点台まで下がったが、最近は70点台に高まった。

これは国内ゲーム会社がメタバース基盤ゲームだけでなく、教育、オフィス、プラットフォームサービスに手を広げたことで、市場の期待感を高まった結果とみられる。

ネットマーブルはメタバースの不動産・ボードゲーム「みんなのマーブル2:メタワールド」を発売した。19日には発売から5時間後に台湾とタイのアップルApp Store人気順位が1位となり、インドネシアでもApp Store無料ゲーム部門トップ3に入った。

モバイルゲーム会社Com2uSは19日、メタバース基盤で設計した“Com2Verse”仮想オフィスを盛り込んだ試演ビジュアル映像をユーチューブで披露した。今年第2四半期(4~6月)には商用化の予定だという。

クラフトンは、メタバースサービス「ゼペット(ZEPETO)」を運営するネイバーZと合弁法人を設立し、年内にメタバースプロジェクト「MIGALOO」を発売する。「MIGALOO」はメタバース空間でコンテンツクリエイターが多様な著作物を創作すれば、利用者がその著作物を購入して所有する方式のC2E(Create to Earn)システムを採択した。著作物取引は非代替性トークン(NFT)とブロックチェーンが基盤になる。

ゲーム業界関係者は「メタバース事業は業界が準備を続けている分野だ。メタバースの中で利用者が集まって映画、ドラマ、eスポーツ競技など動画を視聴したり、一緒にゲームを楽しんだりすることもできる。同じ関心事を持っているユーザーが自然に集まって一緒に交わりながらコミュニティを形成するだろう」と期待した。

(c)NEWSIS

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