2024 年 4月 19日 (金)
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エコ・やさしい消費がトレンド、韓国のビーガン化粧品市場がいきいき

コリアビーガンフェア2022でビーガン製品を見る観覧客(c)NEWSIS

動物由来の成分を一切使用していない「ビーガン化粧品」の市場が活況を呈している。韓国で昨年製造されたビーガン化粧品のブランド数は前年比60%増。化粧品業界が「やさしい化粧品」「環境にやさしい消費」というキーワードでマーケティングを展開し、市場を拡大している。

現代百貨店初のビーガン化粧品セレクトショップ「ビークリーン」(B.CLEAN)は継続的な需要増を受け、店舗を増やしている。2021年、ザ・現代ソウルに1号売り場をオープンしたのに続いて昨年10月と12月にそれぞれ板橋店、木洞店に2・3号店を出した。

サムスン物産のビーガン化粧品専門セレクトショップ「レーベルC」も21年9月、新沙洞カロスキルにフラッグシップストアをオープン。昨年10月にはロッテ百貨店本店に最初の百貨店売り場を開いた。昨年末時点のレーベルCの売り上げは前年同期比10%成長という。

従来の化粧品ブランドも今年、ビーガン化粧品をさらに拡大していく方針だ。

LG生活健康は昨年、全製品ビーガン認証を受けたメイクアップブランド「フレシアン(freshian)」を発売。クッションファンデーション、リップクバーム、プライマーや日焼け止めなど8種類の製品を披露した。最近、口紅やファンデーションなど品目を拡大したのに続き、年内にアイメイクも発売する計画だ。

市場の拡大を受け、新規参入する業者もある。コンセプトがはっきりしていて需要層が明確なだけに、一般スキンケアより競争力があるとの判断だ。

総合ヘルスケア企業現代バイオランドのプレミアムスキンケアブランド「ReXRe」は昨年、ビーガン化粧品「コンブチャバリオム(KombuchaBarriome)」の発売で市場に進出した。

ダーマ化粧品「ドクタージー(Dr.G)」を運営するゴウンセサンコスメティックもブランド「ビビッドロウ(VIVIDRAW)」を立ち上げた。ビーガン化粧品に特化した19年ぶりの新規ブランドだ。

業界関係者は「ビーガン化粧品は10代から20代の間では『やさしい化粧品』『安全性』という競争力で着実に成長し、30代から40代は『ミーニングアウト(自身の信念と価値観による消費)』トレンドを追求する過程で関心を示している。今後さらなる拡大が期待できる」と話した。

(c)NEWSIS

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