2026 年 6月 3日 (水)
ホーム社会「私の息子だ」と可愛がってくれたのに…韓国・離婚した途端に豹変した元義父、住宅資金の“借用証”を武器に婿だけに返済を要求

「私の息子だ」と可愛がってくれたのに…韓国・離婚した途端に豹変した元義父、住宅資金の“借用証”を武器に婿だけに返済を要求

JTBC「事件班長」放送画面キャプチャ(c)news1

韓国のテレビ局JTBCの番組「事件班長」は27日、実の親子のように睦まじく過ごしていた義父と婿が、離婚を機に金銭を巡る泥沼の法的紛争に発展したという40代男性のエピソードを紹介した。かつては固い絆で結ばれていた2人だったが、離婚判決が出た直後、「元義父」が男性にのみ資金の返還を求める「支払命令」を申し立て、男性は精神的な裏切りの大きさを訴えている。

2人の出会いは6年前、男性が近所で財布を紛失したことがきっかけだった。男性がインターネットの中古取引アプリに財布の捜索を求める投稿をしたところ連絡があり、約束の場所に「娘を1人で向かわせるのは心配だ」と代わりに現れたのが、のちの義父となる中年男性だった。義父は男性の財布の中身などから、質素で誠実な人柄だと見込んで自身の娘を紹介し、これが縁で2人は交際を始め、結婚へと至った。

結婚後、義父と男性の関係は実の親子以上だった。ゴルフを好まない男性を練習場に連れて行って共に時間を過ごしたほか、釣りや酒席も頻繁に共にした。義父は周囲の友人たちに男性を「私の息子だ」と紹介するほど可愛がっていたという。新婚当初は妻との関係も円満で、共通の趣味である植物園巡りを楽しむなど、平穏な生活を送っていた。

しかし、徐々に生活に亀裂が入る。男性によると、収入に見合わない妻の度重なるブランド品購入によってクレジットカードの請求額が雪だるま式に膨らみ、さらに男性が夜勤で不在の間に友人を家に連れ込んで酒宴を開くなどの問題が浮上した。男性は近くに住む義父に悩みを打ち明け、義父が娘を叱ることもあったが状況は改善せず、夫婦は結局、離婚を選択することになった。

真の裏切りは、離婚判決の直後に起きた。新婚生活を始める際、義父から住宅資金の援助を受けていたが、その当時に「念のため」と求められ、深く考えずに作成した借用証が原因だった。男性は、援助されたお金は元妻の口座に入っており、すでに離婚時の財産分与の過程にも含まれていたと主張している。それにもかかわらず、離婚した途端に借用証の署名を理由に自分だけに返済を求めてきた元義父に対し、実の息子のように接してくれた人が他人よりも冷酷に豹変したと、悔しさをにじませている。

番組に出演したソン・スホ弁護士は、この法的な状況について、支払命令を受けた場合はそのまま放置すると判決と同じ効力が確定してしまうため、必ず期間内に異議申し立てをする必要があると指摘した。その上で、書面が存在する以上は借用証そのものの効力を白紙にすることは容易ではない可能性があるとしつつも、その資金が実質的に誰のために使われたのか、あるいはすでに離婚時の財産分与として処理済みなのかを法廷で精査し、争っていく必要があると助言している。

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