
韓国警察庁は、学校運動会の騒音に関する112(日本の110番)が入っても、現場出動を控えるよう一線の警察署に指示した。
警察庁は最近、全国の市・道警察庁に「小中高校の運動会に関する単純な騒音通報は、出動をできる限り控えるように」との業務指示を出した。運動場の騒音を理由に112へ通報したり、苦情を申し立てたりする事例が増え、児童・生徒の祭りである運動会が萎縮しているとの指摘が出たことを受けた措置だ。
2025年に運動場の騒音に関連して受け付けられた112通報は計350件で、警察はこのうち345件について現場出動したとされる。ただ最近は、学校運動会の騒音通報の多くを出動せずに苦情案内で終結し、繰り返し通報が入った場合に限って出動しているという。
今回の指示により、一貫した出動方針を定め、一線の混乱を減らせるものと警察は期待している。
最近、学校運動会を控えた小学生たちが、近隣マンションの住民に向けて「騒音発生を理解してほしい」という趣旨の文章を書いたことが知られ、オンライン上で話題になった。
京畿道城南市盆唐区のある小学校近くの塀に、児童たちの手紙が並んで貼られた写真が投稿された。ある児童は手紙に「4月29~30日に体育大会をします。体育大会の時に騒音が出ることがあります。不便をおかけして申し訳ありません。ご理解をお願いします。そうすれば私たちはもっと輝きます」と書いた。
ほかの児童たちも「体育大会へのご理解のお願い」「騒音発生へのご理解のお願い」などで始まる手紙で、体育大会中に児童の歓声や音楽の音などで騒音が発生する可能性があるため、しばらく理解してほしいと頼んだ。
2025年には、ある小学校で児童たちが運動会開始前、近隣マンションの住民に向かって「申し訳ありません」と謝罪する様子を映した動画が投稿され、切なさを誘った。この動画を投稿した保護者は「1~2年生100人前後が、たった2時間40分実施した。子どもを育てることが罪人になることのようだ」と話した。
一部の学校は「騒音が発生する可能性があるため、ご理解をお願いします」という趣旨の案内文を作成し、学校周辺のマンションなどに配布したり、家庭通信文として送ったりしている。
運動会さえ気兼ねなくできない現実について、「子どもたちの笑い声まで罪になる殺伐とした現実が苦い」といった嘆きの声が相次いでいる。
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