
作業員4人が死亡した韓国・光州(クァンジュ)代表図書館の崩落事故で、施工会社が適法な手続きを経ずに施工詳細図を変更し、主要な接合部を現場での溶接方式に変えて工事を進めていたことが、地元警察の調べで明らかになった。
光州警察庁によると、今回の事故は図書館の施工や監理、発注など、工事のすべての段階において安全・品質管理の義務が十分に果たされていなかったことが原因とみられる。
国立科学捜査研究院などの専門機関による鑑定でも、接合部の溶接不良や品質管理の不備によって構造物が荷重に耐え切れなくなり、崩落に至ったことが裏付けられた。特に、主要接合部の溶接品質は設計基準を大きく下回っていたという。
崩落は下弦材の破壊と、斜材(ブレース)と主柱をつなぐ接合部の分離がほぼ同時に起きたことで始まり、その後、周辺の各部材へ一気に広がったとみられている。
さらに、コンクリートの打設作業中における安全管理や現場への立ち入り規制の甘さ、監理の不十分さなど、工事全般の管理体制が複合的に機能していなかったことも分かっており、これが人的被害を拡大させる要因となった。
警察の捜査本部はこれまでに、施工会社や監理団、発注庁の関係者ら計40人を立件した。このうち、鉄骨業者の代表や現場代理人、施工会社の現場代理人、監理団長ら主要な責任者とされる11人(うち4人を拘束、7人を在宅)を優先的に送致する方針だ。警察は残る関係者についても速やかに捜査を進め、責任の所在を最終的に明らかにするとしている。
この事故は2025年12月11日、光州西区の光州代表図書館の工事現場で発生した。コンクリートの打設作業中に構造物が突如崩落し、下請け業者に所属する労働者4人が死亡した。
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