2026 年 5月 15日 (金)
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「ソウル大生が基礎数学を再履修」…韓国AI人材育成の危機、現場から悲鳴

ペ・ギョンフン(裵慶勲)副首相兼科学技術情報通信相(c)news1

韓国政府が人工知能(AI)時代に合った科学技術人材の育成策をまとめているなか、教育・研究現場からは数学・科学の基礎力低下やAI活用格差を懸念する声が出た。

AI人材の確保競争は激しくなっているが、大学や研究室では、専攻別のAI融合教育、学部生の研究参加機会、研究インフラが十分ではないとの指摘がある。AIが単純な問題解決を代替するだけに、問いを立て、問題を見つける力を育てるべきだとの提言も出た。

ペ・ギョンフン(裵慶勲)副首相兼科学技術情報通信相は13日、ソウルの延世大学で開かれた「第5次科学技術人材育成・支援基本計画」圏域別首都圏現場懇談会を主宰した。

今回の基本計画は「国家科学技術競争力強化のための理工系支援特別法」に基づいて策定される、科学技術人材分野の法定計画だ。政府は現場の意見を反映し、2026年上半期中に基本計画を発表する予定だ。

ペ・ギョンフン氏は「科学技術人材は国家競争力の勝敗を決定づける核心要素だ。政府は科学技術投資を未来資産とみなし、最優先順位に置いている。科学技術者が誇りを感じ、社会で尊重される風土が重要だ。若手科学技術者が失敗を恐れず挑戦できる成長セーフティーネットを強化する」と述べた。

政府は今回の基本計画に、若手科学技術者の成長支援、海外人材の誘致、地域人材育成、キャリアが途絶えた女性や高経歴科学技術者の活用策などを盛り込む計画だ。ペ・ギョンフン氏は「基本計画の策定過程で最も重視しているのは、現場中心、需要者中心の実感できる変化だ」と強調した。

科学技術情報通信省は、現場の意見を集める過程で、数学・科学の基礎力低下、AI時代の教育不在、研究者の雇用不足、非正規職の不安定問題が繰り返し提起されたと説明した。

同省未来人材政策課のチェ・ミジョン課長は「学校教育は易しい教育、入試を円滑に進められる教育に焦点が合っている。AIや専門技術を担うべき科学教育では基礎体力が低下し、ソウル大に進学する学生たちも基礎数学を再履修しなければならないほどだ」と述べた。

(c)news1

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