2024 年 11月 4日 (月)
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MASLD患者、お酒を飲むと心血管疾患のリスクが高まる…韓国研究チームがリスク分析

(c)news1

「代謝機能不全に関連した脂肪性肝疾患(MASLD)」の患者が酒を飲むと、心血管疾患にかかる危険性がさらに高くなる――ソウル大学のキム・ウォン教授と盆唐ソウル大学病院のムン・ジュンホ教授、チャ医科大学のチョン・ソクソン教授で作る研究チームがこのほど、MASLD患者の心血管疾患発生リスクを分析し、韓国疾病管理庁国立保健研究院が発表した。

MASLDとは、脂肪肝があり、代謝症候群診断基準危険因子5つのうち1つ以上を持つ患者のことで、脂肪肝による心血管疾患合併症予防研究のために新たに作られた概念だ。

キム・ウォン教授らの研究チームは、国立保健研究院の支援を受けて国の健康診断を受けた47~86歳の成人35万人を平均9年間追跡し、MASLDについて分析した。研究結果によると、MASLDのある人は、心血管疾患や冠動脈疾患、脳卒中のリスクが高く、飲酒をすると心脳血管疾患の発生リスクがさらに大きく増加した。

脂肪肝がない人に比べると、MASLDのある人は、心血管疾患の危険性が約19%高いことがわかった。特に男性で1日平均30~60g、女性で20~40gのアルコールを摂取したMASLD患者群の場合、一般人よりも心血管疾患のリスクが28%も増加した。研究チームは「脂肪肝がある場合、アルコール摂取が心血管疾患のリスクをより高める。禁酒または節酒が必ず必要だ」と強調した。

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