
韓国・現代自動車が、ロボット子会社ボストン・ダイナミクスの人型ロボット「アトラス」がサッカー動作を学習していく過程を収めた「スクール・オブ・フットボール」キャンペーン映像を公開した。2026年FIFAワールドカップの公式パートナーとして、先端ロボティクスとサッカーを結び付けた独自のキャンペーンを展開し、フィジカルAI技術力を示した。
現代自動車によると、公式ユーチューブチャンネルで公開されたキャンペーン映像は、アトラスが主人公として登場する公開記念動画から各種サッカー動作の訓練映像まで、計5本で構成されている。
公開記念動画は、アトラスがサッカーに込められた人間の多様な感情とエネルギー、選手たちの躍動的な動きを見ながら、サッカーに関心を持つというストーリーで展開される。
訓練映像には、アトラスが次第に精巧で躍動的な動きを完成させていく過程が収められた。足さばき、パス、シュートといったサッカーの基本動作から、脚を交差させてシュートやクロスを放つ個人技「ラボーナキック」など高度な動作まで学習した。
最終映像では、アトラスがラボーナキックに、守備選手を欺くフェイント動作を加えた「ゴースト・ラボーナキック」を成功させるハイライト場面が描かれる。反復訓練によってサッカーの動的なメカニズムを理解した結果だという。
現代自動車は、キャンペーン映像にコンピューターグラフィックス(CG)効果は一切使っていないと説明している。CES 2026で初公開された「次世代電動式アトラス開発モデル」が、多様な動作を自ら学習し、実際の人間のように再現する姿を撮影した。

アトラスが披露した高難度の動作は、単なるモーション再現を超え、人間の動きに対する精密な分析とAIによる学習を必要とする技術だ。アトラスは実際のサッカー選手の動作データをモデル化した後、強化学習で成功と失敗を繰り返し、最適な動作を導き出した。
現代自動車とボストン・ダイナミクスは今回のキャンペーンで、AI基盤の強化学習能力、精密な人間動作の模倣技術、ハードウェア制御技術を統合した開発力を示し、次世代ロボティクス競争力を証明したとの評価を受けている。
5月28日までに公開された公開記念動画と3本の訓練映像は、公開5日で累計再生回数3300万回を突破した。27日には、現代自動車のブランドアンバサダーであるソン・フンミン選手が、映像内のアトラスの活躍を見て感嘆する映像も公開され、サッカーファンの関心を集めた。
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