2024 年 4月 26日 (金)
ホームエンターテインメントBTSの韓流大手事務所、「芸能大手買収劇」から一服、株価反騰

BTSの韓流大手事務所、「芸能大手買収劇」から一服、株価反騰

HYBE社屋(c)news1

韓国のグループ「防弾少年団(BTS)」のグループ活動中断の影響が懸念された芸能プロダクション「HYBE(ハイブ)」が再び上昇気流に乗っている。「SEVENTEEN(セブンティーン)」「TOMORROW X TOGETHER(TXT=トゥモロー・バイ・トゥゲザー)」「NewJeans(ニュージーンス)」「LE SSERAFIM(ルセラフィム)」などのグループが相次いで軌道に乗り、アルバム、公演売り上げがいずれも大きく成長した。

今月に入ってKOSPI(韓国総合株価指数)市場でHYBEの株価は急騰している。BTSのJIMIN(ジミン)が韓国ソロ歌手で初めて米ビルボードホット100チャートで1位になったことなどが契機になった。最近の株価は4月3日終値の18万4000ウォン(1ウォン=約0.1円)に比べて約36%上昇し、1年ぶりの最高水準(28万1500ウォン)に近づいた。

HYBEは今年初め、芸能大手SMエンターテインメントの買収戦で株価が大きく変動したが、一段落してから反騰を始めた。

この3年間の売り上げは2020年7963億ウォン、2021年1兆2559億ウォン、2022年1兆7762億ウォンと大きく伸びており、営業利益も堅調で2022年は2369億ウォンとなった。

最も大きな割合を占めるのはアルバムだ。昨年のアルバム売上高は5519億ウォンで全体の約31%を占めた。

公演売り上げも大幅に増加している。昨年は2582億ウォンで全体の14.54%にまで増えた。今年上半期の公演売り上げも堅調に推移するとみられる。

ハンファ投資証券のパク・スヨン研究員は「TXTはすでに21回のワールドツアーを始め、BTSのSUGA(シュガ)の単独コンサートも今月末から予定されている。LE SSERAFIMも5月のアルバム発売後、ワールドツアーが期待できる」と話した。

証券関係者は今年、HYBEの公演売上高が3000億ウォンを超えると予想している。特にTXT、SUGAらが、ツアーで売り上げ寄与度が高い米国公演をする点を肯定的に評価している。

また、HYBEが運営するファンコミュニティプラットフォーム「Weverse(ウィバース)」は第2四半期(4~6月)に海外アーティスト、SM所属アーティストの加入が見込まれる。収益性強化が期待され、今後も実績の高成長が続くとの観測がある。

(c)MONEYTODAY

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