
韓国の人気男性グループBTS(防弾少年団)のメンバー、シュガは、代替服務中でありながらも週末を利用してソウル市内のセブランス病院を訪れ、子どもたちと共にボランティア活動をしていたことが明らかになった。
小児精神科のチョン・グナ教授は24日、YouTubeで「昨年11月、シュガさんが音楽を通じた才能寄付の意思を伝えてきた」と語った。シュガは以前から発達障害や小児・青少年の精神健康問題に強い関心を持っていたという。
シュガはボランティア活動の前に、教授が執筆した発達障害に関する教科書(約500ページ)を読み込んできたほどの熱意を見せ、チョン教授は「質問も深く鋭かった」と感銘を受けたと述べた。
シュガの協力のもと、セブランス病院は音楽を取り入れた社会性訓練プログラム「MIND」を開発。90分間のセッションを全10回実施し、子どもたちと合奏したり、ギター演奏で手紙の朗読に音楽を添えるなど、彼自身が「音楽教師」として積極的に活動した。
活動中は一度も遅刻せず、事前ミーティングにも参加。子どもたちに自分の正体を明かさず、チョン教授は「子どもたちは彼がBTSのシュガだとは最後まで知らなかった」と語った。
(c)MONEYTODAY