2025 年 6月 22日 (日)
ホーム経済ゲーム「年商4兆ウォン」韓国ゲーム企業ネクソン…ゲームで休憩・社員食堂はグルメ級

「年商4兆ウォン」韓国ゲーム企業ネクソン…ゲームで休憩・社員食堂はグルメ級

ネクソン社屋(c)MONEYTODAY

韓国最大手のゲーム企業「ネクソン」の本社が「社員の夢の空間」として注目されている。年商4兆ウォン(約4000億円)規模の企業にふさわしい先進的な職場環境が話題だ。

ソウル近郊・板橋(パンギョ)にあるネクソンのGB1社屋1階に入ると、まず目に飛び込んでくるのが「ネクダプラス」。ここは社員が休憩中に合法的にゲームを楽しめるスペースで、プレイステーションや任天堂スイッチなど他社ゲームも多く並ぶ。部署ごとにチームを作って社内大会が開かれるなど、ゲーム会社らしい一面が見える。

10階には創造的な会議空間「Between」があり、従来の堅苦しい会議室の概念を打ち破った設計が特徴。ここには卓球台やソファも備えられている。

社内ジム「レベルアップ」ではトレーナーによるパーソナルトレーニングやヨガ、グループエクササイズ(GX)も提供されている。スクリーンゴルフは常に満席で、予約が殺到するほどの人気ぶりだ。

3階にはカフェ「ネクソン茶房」があり、香ばしいパンとコーヒーの香りが漂う。アメリカーノは1000ウォン(約100円)、レモネードは2000ウォン(約200円)と格安で、月に5万ウォン分の社内利用券も支給されるため、実質無料のようなものだ。

社員の多くが社内で食事をとるため、社員食堂は「社内の名店」とも言われる。この日のメニューはベーコンキムチチャーハン。海苔と新鮮な野菜が盛り付けられ、視覚と味覚を同時に刺激する完成度だった。

食後、社員らは屋上でリラックス。屋上にはカートライダーのトラックを模したコースや、レタスやケール、トマトが育つミニ農園もあり、癒しの空間となっている。

同社は創業者の意思を継ぎ、「子どもたちが未来だ」との信念のもと、社会貢献活動にも力を入れている。1階のカラフルなブロック展示では、「ネクソン児童リハビリ病院」「ネクソン・コンピュータ博物館」「青少年プログラミングチャレンジ」など13年間続く取り組みが紹介されている。

(c)MONEYTODAY

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