2026 年 5月 7日 (木)
ホームライフスタイルトラベル韓国・保寧がモータースポーツの聖地へ、フェスに14万人…エンジン音とドリフトに観覧客が熱狂

韓国・保寧がモータースポーツの聖地へ、フェスに14万人…エンジン音とドリフトに観覧客が熱狂

2026保寧・AMC国際モーターフェスティバル(c)news1

立ち込めるタイヤの煙の中、焦げたゴムのにおいが広がった。耳をつんざく強烈な爆音は、観覧客の胸まで震わせた。来場者はそれぞれスマートフォンを取り出し、子どもたちは両手で耳をふさぎながらも、現場の迫力から目を離せなかった。自動車が「移動手段」を超え、一つの文化であり巨大な遊びになる瞬間だった。

忠清南道保寧市のマッドエキスポ広場で2日、「2026保寧・AMC国際モーターフェスティバル」が開幕した。午前10時の開場と同時に観覧客が押し寄せ、午前だけで4万人以上が訪れた。この日だけで約14万人が会場を訪れ、熱気を証明した。

このイベントは2011年、亜州自動車大学の学内イベントとして始まり、2026年で17回目を迎えた。約7万2700平方メートル、2万2000坪規模の広場には、色とりどりのチューニングカーが並んだ。低く構えた車体、大胆に拡張されたフェンダー、きらめくラッピングまで、単なる改造を超えて「作品」に近い車が来場者の視線を集めた。

会場に展示・体験用として投入された車両は計350台余り。現代自動車、起亜、ジェネシスをはじめ、トヨタ、レクサス、メルセデス・ベンツ、BMWなどグローバルブランドの車が、それぞれの個性をまとって観覧客を迎えた。同じ車種でもまったく異なる姿に生まれ変わったチューニングカーは、「自動車はどこまで変われるのか」という問いを投げかけていた。

ソウルから9歳と7歳の子どもを連れて訪れた40代のキムさんは「同じ自動車なのに、ここまで変わるのかと驚いた」とし、「子どもたちが多様な自動車文化を直接経験できる良い機会だ」と話した。

学校法人「大宇学園」の亜州自動車大学らしく、旧大宇自動車の車両も展示され、来場者の郷愁を誘った。慶尚南道金海から来た来場者は「わが家の最初の車はエスペロだった」と話し、会場に展示されたエスペロをはじめ、大宇のさまざまな車をカメラに収めた。

会場の本当の魅力は「体験」にある。現場には、自動車・レーシングチーム展示、ジムカーナ・ドリフト大会、オフロード同乗体験、選手ファンサイン会、家族体験ゾーンなど、多様なプログラムが用意された。

障害物コースを精巧に通過するジムカーナ大会には、韓国を含め、タイ、シンガポール、台湾、インドネシアなどアジア5カ国の代表級選手が参加した。車両が横滑りしながら爆音を響かせるドリフト区間では、観覧席から絶えず歓声が上がった。一部プログラムは一般来場者も参加できるようにし、モータースポーツの敷居を下げた。

完成車ブランドでは、トヨタが唯一公式参加し存在感を示した。「TOYOTA GAZOO Racing」のブースは単なる展示を超え、レーンチェンジ、スラローム、ドリフトタクシーなどを直接体験できる機会を提供した。レーンチェンジにはスープラとクラウン、スラロームにはRAV4、プリウス、GR86、ドリフトにはGR86を配置し、一般市民がさまざまな環境で車両の限界性能を体感できるようにした。

(c)news1

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