
韓国出版業界は、読書を取り巻く変化を肌で感じながら、その流れを持続させるための方法を探っている。教保文庫の関係者は「個人の読書が共有の読書へ拡張する流れが鮮明になっている」とし、「生活の中で読書をより身近にしようとする動きが続いている」と話した。
同関係者によると、「テキストヒップ」の傾向とともに詩集や古典が再び注目されるなど、読書の好みも多様化しているという。「キーリングブック、ミニブック、分厚い本など、さまざまな形の読書方式が現れている」(同関係者)という。
ただ、こうした流れが一時的な流行にとどまらないためには、コンテンツの質が伴う必要があるとの指摘も出ている。特定の商品や一部の出版社に需要が集中する現象も、解決すべき課題に挙げられる。
民音社の関係者は「かつては本を買うことで読書が終わっていたが、今は読んで記録し、共有しながら関係をつくる経験へと広がっている」とし、「出版界も読者を単なる消費者ではなく、参加者として捉える方向へ変化している」と述べた。
また、「出版界では以前、良い本を出すこと自体が競争力だったが、今はその本をどう読まれるようにするか、そして読書経験をどう持続させるかがより重要になった」とし、「読者が本とより長く、より深くつながれる方法を模索し続けている」と伝えた。
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