2025 年 6月 21日 (土)
ホーム社会韓国国民が感じる“富を築けない理由”→「高騰する住宅価格」と「成長鈍化」

韓国国民が感じる“富を築けない理由”→「高騰する住宅価格」と「成長鈍化」

(c)news1/MONEYTODAY

韓国で「富を築くのが難しい理由」として「高い不動産価格」だけでなく、「経済成長率の低迷」も国民の大きな障壁と認識されていることが明らかになった。特に経済成長の鈍化を問題視する声は、過去6年間で最も高い水準となった。

ある世論調査で、「資産形成の最大の障害は何か」という問いに対し、19.9%が「住宅などの高い資産価格」と回答し、2年連続で1位となった。ただ昨年(20.1%)よりわずかに減少している。

一方、「低い経済成長率」と答えた割合は15.4%で、昨年の11.0%から4.4ポイント増加し、調査開始以来最も高い水準を記録した。これは、今年の経済成長率予測が0%台に落ち込んだことなど、悪化する経済環境の影響が大きいとみられる。

以下は「自分の投資能力不足」(13.4%)、「低い給与」(13.2%)、「過剰な借金と利子」(9.4%)、「金利」(8.2%)、「高額な教育費」(5.4%)の順だった。

職業別では、自営業者の28.3%が「低い経済成長率」を最大の障害と答えており、これはブルーカラー(15.7%)、ホワイトカラー(12.3%)、主婦(9.9%)と比べても群を抜いて高かった。経済の冷え込みに直撃を受ける業種であるだけに、成長回復への要望が特に強いようだ。

また、年齢別では若年層ほど「住宅価格の高さ」を障害と感じている。20代では32.0%、30代は29.7%がこの項目を挙げた一方、40代は17.6%、50代と60代以上はそれぞれ16.3%、13.9%にとどまった。

「国民の富を増やすために政府が最も優先すべき課題は何か」という質問には、「低成長構造の改革」が30.8%で最多を占めた。次いで「減税などを通じた実質所得の拡大」(20.8%)、「財政投資による成長率向上」(14.4%)、「株式市場など資本市場の活性化」(13.7%)、「不動産市場の活性化」(9.7%)と続いた。

(c)MONEYTODAY

RELATED ARTICLES

Most Popular