
生活苦を乗り越えるためタクシー運転手の資格を取得して話題となった韓国の女優チョン・ガウンが、ついにタクシー会社への就職を果たした。就職先の会社によれば、彼女は創立65年で初の女性ドライバーとなる。
チョン・ガウンは16日、自身のYouTubeチャンネル「ワンダーガウン_チョンガウン」に「パート勤務できるタクシー会社を探してみた」というタイトルの映像を投稿。複数の会社に問い合わせたが、「女性ドライバーは採用していない」「放送活動をしている人のパート勤務は難しい」などの理由で断られ続けた。
諦めずに探し続けた末、ある会社が彼女の条件に合うと快諾。面接を受けたチョン・ガウンに、会社側は「パートタイム勤務は柔軟に調整可能。週3〜4日勤務でも良い。売り上げのノルマもなく、メーターに記録された金額を入金すればよい。成績に応じたインセンティブもある」と説明した。
さらに、これまで女性ドライバーの応募自体がなかったうえ、会社方針でも採用してこなかったとしつつ、「チョンさんが初の女性ドライバーになる」と歓迎の意を示した。
チョン・ガウンは「父もタクシー運転手だった」「サービス精神には自信がある」と前向きな姿勢を見せ、面接合格後にはすぐに営業用運転者保険にも加入した。
ただ、次回予告では「すぐに車を運転して外に出ることはできない」と会社側が説明する場面もあり、視聴者の関心を集めている。
チョン・ガウンは2018年に離婚し、現在は一人で娘を育てている。元夫はチョン氏名義の口座で132億ウォン以上の投資金を騙し取って逃走した疑いで告発され、彼女は生活費・養育費の支援も受けられず、一時は生活苦に見舞われた。
(c)news1