2025 年 6月 17日 (火)
ホーム社会「低所得者ほど清潔でない」「所得で水質が決まる」…韓国スイミング施設“利用規則”の差別的掲示に非難殺到

「低所得者ほど清潔でない」「所得で水質が決まる」…韓国スイミング施設“利用規則”の差別的掲示に非難殺到

写真は記事の内容とは関係ありません(c)news1

「低所得者ほど清潔でない」という差別的な表現を含む告知が韓国のスイミング施設に掲示された。10日、オンラインコミュニティに「とある水泳場の利用規則」として案内文の写真が投稿された。

案内文には「水泳場はあかすりをする場所ではありません」「石けんを使用してきちんとシャワーしてから入水してください」「スイミングキャップの着用は必須です」などと書かれている。

また「プールの濁りはあなたの所得水準を表します(研究論文より)。低所得層ほど身体が不潔です」といった、あからさまな表現もあった。

この案内文は、プール内でのあかすり行為が繰り返されることに業を煮やした施設側が掲示したらしいが、「貧困層への露骨な蔑視だ」とする批判が相次いでいる。

投稿者は「京畿道(キョンギド)にある某私設のスイミングスクールだと聞いた。衝撃的だ。ここまであからさまに貧困を侮辱するとは。社会の至るところに階級差別が根を下ろしている」と憤っている。

ネット上でも批判の声が殺到し、「利用規則であかすりを禁じるのは理解できるが、あの文言は明らかに行き過ぎだ」「シャワーを浴びずに入る人が多いのは事実だが、それと所得は関係ない」「所得で水質が決まるなんて偏見そのもの」といった反応が寄せられている。

(c)news1

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