
韓国の大手ファッションEC企業ムシンサ(MUSINSA)が2025年下半期よりグローバル市場でのオフライン事業を本格的に拡大する。中国・上海にオフライン店舗を開設し、日本でも東京から始まり複数の都市で出店を進める。
ムシンサのパク・ジュンモ代表は10日、ソウル・東大門デザインプラザで開かれた「2025ムシンサ・グローバルパートナーズデー」の記者懇談会で、「今年は中国・上海で2~3店舗の実店舗を開設し、来年初めには東京を起点に大阪、名古屋などでも2~3店舗を展開する」と明かした。
また「優れた立地がいつ現れるか分からないため、常に出店計画をアップデートしている」と述べ、海外展開への強い意欲を示した。
ムシンサは2022年に立ち上げたグローバルストアを通じて、現在は中国・欧州・中東を含む13地域に展開しており、今後さらに拡大を図るという。
主力市場である日本と中国に加え、来年はシンガポールとタイにも実店舗を進出させる。さらに2030年までには米国、カナダ、インドネシア、マレーシアといった北米・東南アジア地域にも展開する方針だ。
グローバルストアの取引高は年平均260%の成長率を記録しており、4月末時点で入店ブランドは2000超、月間アクティブユーザー数(MAU)は300万人に達している。
日本法人「ムシンサ・ジャパン」は2021年に比べ、2024年にはブランド売上が17倍に拡大したという。
(c)news1