2025 年 3月 19日 (水)
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韓国・晋州市が自治体初の衛星打ち上げ成功…「JINJUSat-1B」通信も正常

韓国・晋州市が開発した超小型衛星「JINJUSat-1B」を搭載した米スペースX社のロケット「ファルコン9」が現地時間14日午後11時39分、米カリフォルニア州バンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられた=晋州市提供(c)news1

韓国慶尚南道晋州市は、全国の基礎自治体としては初めて開発した超小型衛星「JINJUSat-1B」の打ち上げに成功した。

JINJUSat-1Bは米カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から現地時間14日午後11時39分、米スペースX社のロケット「ファルコン9」に搭載されて打ち上げられた。韓国産業技術試験院(KTL)の宇宙部品試験センターとの初期通信にも成功し、発射から通信確立までの全過程が順調に進んだ。

JINJUSat-1Bは、3台のカメラを搭載した2Uサイズ(1Uは縦横高さが各10センチの立方体)のキューブサット型超小型衛星。今後、ミッション準備を経て、本格的な運用モードに切り替え、地球の写真撮影を担う。運用期間は約3カ月を見込んでいる。

晋州市は、2019年から韓国産業技術試験院(KTL)、慶尚国立大学と共同で認証モデルと発射モデルの開発を進め、同大学の修士・博士課程では宇宙分野の専門人材育成にも取り組んできた。今回のJINJUSat-1Bでは、慶尚国立大学の3Dプリンティング技術を活用してカメラ固定用ブラケットを自作し、部品の国産化率を高めるなど、地域密着型の超小型衛星開発を目指してきた。

(c)news1

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