
韓国のチキンフランチャイズ業界が年商6000億ウォン(約648億円)時代を開き、外形成長を続けている。主要ブランドがそろって売上規模を広げ、市場全体のパイが大きくなった。中堅ブランドも1000億ウォン台の売上高を記録し、成長を続けている。
news1が主要チキンフランチャイズ10社を分析した結果、最も目立つ成績を収めたのは、bhcを展開するダイニングブランズだった。同社は2025年、売上高6147億ウォン(約663億9000万円)、営業利益1645億ウォン(約177億7000万円)を記録し、業界首位の座を固めた。売上規模だけでなく収益性でも存在感を示し、地位を強めたとの分析が出ている。
BBQとキョチョンチキンもそろって売上高5000億ウォン台を維持した。BBQは5280億ウォン(約570億2000万円)、キョチョンチキンは5174億ウォン(約558億8000万円)の売上高を記録し、「ビッグ3」体制を続けた。上位3ブランドがいずれも5000億ウォン(約540億円)以上を売り上げ、チキン市場に安定して根を下ろした形だ。
中堅ブランドも明確な成長の流れを見せた。クッネチキンは売上高2394億ウォン(約258億6000万円)で2000億ウォン台に定着し、60系チキン1586億ウォン(約171億3000万円)、プラダック1364億ウォン(約147億3000万円)、ノラントンタク1335億ウォン(約144億2000万円)、チョガチプ1221億ウォン(約131億9000万円)などもそろって1000億ウォン(約108億円)以上の売上高を記録した。
これは消費者の好みが多様化するなか、ブランドごとのコンセプトやメニューの差別化が効果を上げた結果とみられる。オーブン焼き、特化ソース、プレミアム志向など、それぞれ異なる強みを前面に出したブランドが幅広く成長し、チキン市場の選択肢も広がっている。
1000億ウォン(約108億円)未満のブランドも存在感を保っている。チャダムチキン987億ウォン(約106億6000万円)、ジコバ799億ウォン(約86億3000万円)などは規模こそ相対的に小さいものの、堅調な売上推移を続けた。特にジコバは営業利益121億ウォン(約13億1000万円)を記録し、高い収益性を示す「実力派ブランド」として注目されている。
業界では、チキン市場がすでに成熟段階に入っているにもかかわらず、安定した成長を続けている点に注目している。デリバリー文化が日常化したうえ、チキンが代表的な外食メニューとして定着し、継続的な消費につながっているという説明だ。
特に低成長と高物価の流れが続くなか、消費者が新しいメニューより、すでに味や満足度が確認された商品を選ぶ傾向もはっきりしている。支出に対する満足度を重視する消費パターンの中で、チキンが代表的な選択肢になっているとの分析だ。
急速に上がる外食物価も、チキン需要を押し上げている。実際、ソウル地域のカルグクス価格が初めて1万ウォン(約1080円)を超えたのに続き、冷麺、参鶏湯、キンパなど主要外食品目も全般的に上昇している。こうした状況で、複数人で分け合えるチキンが、相対的に価格に対する満足度の高いメニューと受け止められている。
業界関係者は「外食物価が全般的に上がり、1食当たりの負担が大きくなるなか、複数人で分けて食べられるチキンは相対的にコストパフォーマンスの高いメニューと認識されている」とし、「デリバリーやテイクアウトなど消費方法も多様で、需要は安定している」と話した。
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