
韓国京畿道抱川市(ポチョンシ)で6日午前10時4分ごろ、実射撃訓練中の韓国軍が発射した爆弾8発が射撃場の外にある民家や教会に落下し、住民7人が重軽傷を負った。軍は爆弾が誤って投下されたことを明らかにし、パク・ギワン参謀次長を委員長とする事故対策委員会を設置、事故の経緯や被害状況を調査している。
負傷者は民間トラックの乗員や通行人とみられる。この事故により住宅2棟と教会1棟が一部損壊した。爆弾は、訓練中の韓国空軍戦闘機から落とされたものと確認された。
米韓両軍はこの日午前、抱川市の勝進科学化訓練場で、今年初合同・統合火力実弾射撃訓練を実施していた。同訓練は米韓合同軍事演習「フリーダムシールド(FS)」と連携したもの。
韓国軍からは、陸軍首都機械化歩兵師団戦車大隊タスクフォース(TF)、地上作戦司令部特殊機動支援旅団、ドローンボット戦闘団、空軍作戦司令部所属の戦闘飛行団・戦隊が参加した。米軍側は在韓米陸軍第2師団と米韓連合師団5-17大隊情報運用班などが参加し、両軍約500人が今回の訓練に参加していた。
韓国空軍は「KF-16からMK-82通常爆弾8発が異常投下され、射撃場外の地域に落下した。この戦闘機は韓国陸軍との合同・統合火力実弾射撃訓練に参加中だった」と明らかにした。
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