2025 年 3月 6日 (木)
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韓国・昨年の1人当たり国民所得3万6624ドル…11年連続「3万ドル台」

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韓国の1人当たり国民総所得(GNI)が昨年3万6000ドル台後半まで増加し、2年連続で上昇した。

昨年の第4四半期および年間の実質国内総生産(GDP)成長率の暫定値は、速報値と同じく0.1%、2.0%を維持した。

韓国銀行が5日に発表した「2024年第4四半期および年間国民所得」暫定統計によると、昨年の1人当たりGNIは3万6624ドルで、前年(3万6194ドル、2.7%)より1.2%増加した。これにより、2023年に続き2年連続の増加となった。

ウォン建てでは4955万5000ウォンとなり、5000万ウォンに迫る水準となった。1年前(4724万8000ウォン)より5.7%増加した。

昨年の年間平均為替レートが1ドル=1364.38ウォンで4.5%大幅に上昇したため、ドル基準の1人当たりGNIの増加率がウォン基準よりも小さくなったと分析される。

1人当たりGNIの増加率はウォン建てでは2023年の3.8%から2024年には5.7%に拡大したが、ドル建てでは2.7%から1.2%に縮小した。

韓国の1人当たりGNIは2014年に初めて3万ドルを突破したものの、新型コロナウイルスの影響を受けた2019年と2020年には2年連続で減少した。

その後、2021年には3万7898ドルと11.7%急増したが、2022年には急激なウォン安の影響で3万5229ドルと7%減少し、2023年には3万6194ドルと2.7%回復した。

昨年の年間実質GDP成長率の暫定値は、1月に公開された速報値と同じ2.0%だった。第4四半期の成長率も前期比0.1%と変わらなかった。

ただし、項目別の成長率は修正された。特に、昨年第4四半期の建設投資(-4.5%)は速報値より1.3ポイント大幅に下方修正された。

第4四半期の設備投資(1.2%)も0.4ポイント下方修正された。速報値発表時に反映できなかった第4四半期最終月(12月)の一部実績値が考慮された結果だった。

一方で、輸出(0.8%、+0.5ポイント)、政府消費(0.7%、+0.2ポイント)、輸入(0.1%、+0.2ポイント)などは上方修正された。

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