韓国・釜山の金海国際空港で28日起きたエアプサン機の火災で、機内後方の手荷物棚が火元とみられ、補助バッテリーや電子機器などが原因となった可能性が指摘されている。
エアプサンは29日、報道資料を通じて「最初に目撃した客室乗務員によると、後方左側の手荷物棚で発火が確認された」と明らかにした。火災は午後10時15分ごろ発生し、乗客169人、乗務員6人、整備士1人の計176人が搭乗していた。約1時間16分後の午後11時31分に消し止められた。
乗客・乗務員の証言によると、火は機内の手荷物棚から始まり、補助バッテリーや電子機器が出火元だった可能性があるとみられる。
乗客は非常用スライドを使って脱出し、火災による大きな被害はなかったが、避難の過程で乗客7人が軽傷を負った。また、煙を吸い込んだ乗務員4人が病院で診察を受けたが、異常がなかったため帰宅したという。
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